名古屋フルート教室

【名古屋市緑区より】高校生のフルートレッスン・グレード対策

「音楽の深さと楽しさを、ひとつずつ身につける。」

現在、高校生の生徒さんが取り組んでいるのは、このABRSMグレード試験。
課題曲3曲それぞれに明確な課題があり、「幅広い音楽的素養」がしっかり身につくのが魅力です。クラシックからジャズまで、音楽的・技術的ハードルの高い4曲を、演奏・分析・表現という多角的な視点から丁寧に磨いています。

ABRSM(英国王立音楽検定)は、世界的に信頼されている音楽資格制度。
演奏技術だけでなく、音楽性・表現力・スタイル理解など、総合的な力が求められます。

🎼 1. フック《アレグロ》:古典様式と明晰なタンギング

シンプルな古典曲。フレーズ内での重心移動や、声部感を意識したタンギング練習を通して、「動きのある音楽」に仕上げていきます。
拍頭を意識しつつ、音楽が“前に進む”感覚を育てています。

🎠 2. タツノオトシゴ:レガートと音色の設計

この曲では、“息の流れを止めずに歌い続ける”という高度なレガート技術に挑戦中。
ポルタメントやブレスポイントの選定、ダイナミクスによる語りかけを学びながら、「歌心」と「音色の変化」を自在に使いこなせるよう、地道に取り組んでいます。

🎷 3. ホリデータイム:スウィングとジャズ感の解釈

この作品ではクラシックとは異なるアプローチが求められます。
拍感を“割る”感覚、臨時記号の響きの捉え方、そして「気だるさ」や「間の美学」をどう音に落とし込むか。
リズム練習だけでなく、実際にプロのジャズ音源も参考にしながら、音楽スタイルの幅を広げています。

🍫 4. キャラメルメリーゴーランド:音色設計と揺らぎの美学

この自由曲では、8分の6拍子の流れの中に、音色・間・音価の繊細な操作を詰め込んでいます。
「ただ拍に乗る」ではなく、「どう揺れるか」「どこで溶けるか」。
まるでフォーレのようなサロン風の品のある世界観を、1音1音ていねいに作っています。

🎯 すべての曲に“考える課題”と“実感できる上達”がある!

このレベルになると、「ただ正しく吹ける」だけでは不十分。
“聴かせる演奏”に必要な感性・分析力・技術を、曲ごとに明確なテーマを持って掘り下げています。

高校生という多感な時期に、こんなに深く音楽に向き合える時間を持てること、指導者としても本当に誇らしいです。

📣 高校生のグレード受験対策・音大受験準備にも対応しています!
中高生には「部活では習えないこと」を。
趣味の方には「もっと音楽が面白くなるステージ」を。
プロ奏者だからこそできる、一歩先を見据えたレッスンを行っています。